Ovary Action

妊娠中絶薬の是非を問う

近年、欧米諸国では薬による妊娠中絶の是非が問われている。賛成派、反対派の衝突は、議論、抗議に停まらず、暴力行為にまでエスカレートしてしまう。なぜ、そこまでの賛否が巻き起こるのか。

妊娠中絶を肯定するクリニックと、宗教的理由から反対する抗議団が対立するテキサス。同州で、中絶を規制する「中絶法案」を無効にすべく闘った、元テキサス州上院議員のウェンディ・ジェイムス。中絶が違法であるにもかかわらず、簡単に中絶薬が手に入る、テキサスに隣接するメキシコのボーダー・タウン、ヌエボ・プログレソ。薬による妊娠中絶が違法であるポーランドに、ドイツからドローンで薬を届けようと試みる、「Woman on Waves」を率いるオランダ人医師レベッカ・ゴンペル。スパのような雰囲気すら漂うワシントンD.C.の中絶薬専門の製薬会社ケアフェム(carefem)。

日本では未だ認可されていない妊娠中絶薬を巡る賛否両派の見解、妊娠中絶問題にまつわる現実を各地からレポート。

原題:Drone Delivered Abortion Pills & the Fight for Reproductive Rights (2015)

More Ovary Action

Trending

Recommended